過払い金・借金問題
過払い金について
消費者金融会社の貸金契約において、法律の不整備が原因で、原則として民事上無効な金利(利息の利率)が適用されていた時期がありました(グレーゾーン金利)。
このような貸金取引について、不法に高い利息の利率は法律上無効であり、法律上支払う義務はないため、このような違法な金利で計算するかわりに、法律上有効な利息の利率を用いて計算をし直すようにします。このようにして、法律上支払う義務のある借金額を算出します。
この結果、支払わなければならないと思っていた借金額が大幅に減少するだけではなく、法律上正しいとされる借金額を完済したうえ、これよりも多く支払っていることが判明することがあります。これを「過払い金」と言います。
任意整理について
任意整理とは、債務者が自力で経済的に更生するという手助けを行うことです。
つまり、任意整理とは、引き直し計算の結果判明した法律上正しい債務額を基準とし、また将来利息カットの特典を受けつつ、残債務の分割払いの示談を行うことを目的とする任意の交渉を弁護士に委任すること、すなわち依頼を受けた弁護士が貸金業者に対し、受任通知を送付し、貸金業者に対し取引履歴の開示を請求し、取引履歴を基礎に引き直し計算を行い、貸金業者に対し和解案の提示・交渉および和解の締結を行うことを通じて、依頼者が自力で経済的に更生することを図るものです。
対象
過払い金
おおよそ2008年以前に消費者金融での貸金取引を行った方で現在は完済されている方のほとんど全員に過払い金発生の可能性があります。
任意整理
現在、まだ残債務がある方で、おおよそ2008年以前に消費者金融での貸金取引をされていた方だけではなく、2009年以降取引をされていた方でも将来利息カットの特典があるため、条件によってはお勧めします。
料金(すべて税別)
過払い金
調査料:無料
着手金:無料(完済している場合)
過払金請求に成功した場合:返還額の20%(裁判となった場合25%)
訴訟費用等:出廷日当等一業者30,000円、その他諸経費(印紙代や切手代など)
管理費:回収額20万円以上50万円未満 30,000円
回収額50万円以上 50,000円
任意整理
調査料:無料
着手金:一業者40,000円
減額報酬:減額された額の10%