離婚問題topics

2012年10月19日 金曜日

浮気や不倫の証拠が集まらないときには

たとえば,妻の立場から見て,夫が浮気・不倫をしているのは間違いないのだけれど現実に相手の女性と性的関係を結んでいることまで明白に分かるような証拠が集まらないという場合があったとします。

このような場合,離婚原因すなわち離婚の理由である「配偶者に不貞な行為があったとき。」(民法770条1項1号)に該当しない可能性があります。
この不貞行為とは,配偶者が,浮気・不倫の相手の女性(あるいは男性)と性的関係を結ぶことが必要条件ですから,これを証拠により立証できなければ,「配偶者に不貞な行為があったとき。」には当たらないことになるのです。

とはいえ,夫が相手の女性の自宅に頻繁に泊まっていたことや,逆に相手の女性が夫の自宅に頻繁に泊まっていたことが証拠により立証できるような場合にはどうでしょうか。


このような場合で,なにか例外的な事情がなければ,通常は,配偶者以外の者と親密な関係を持ち婚姻関係を破綻させたとして,「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)があることを主張します。

いずれにせよ,婚姻関係の破綻が認められ離婚原因があることになるのです。

また,慰謝料請求の場面でも,同じような問題が発生します。

投稿者 アスター法律事務所 | 記事URL

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