交通事故topics

2013年2月 8日 金曜日

むち打ち症の分類について

・むち打ち症の分類で有名なのは土屋の分類です。1968年横浜市立大学の土屋弘吉らが発表したものです。


・これによるとむち打ち症は以下の5型に分類している。
①頚椎捻挫型
②根症状型
③バレー・リュー症状型
④根症状型、バレー・リュー症状型
⑤脊髄症状型


・頚椎捻挫型について
頚部の過度の伸長か部分的断裂などを含む段階であり、頚部筋などの圧痛や頚椎運動制限や運動痛が主症状です。神経症状はないのが普通です。予後良好で大多数を占めています。


・根症状型について
神経根症状が明らかです。頚椎捻挫型の症状に加え、知覚障害、放散痛、反射異常、筋力低下、神経根症状誘発テスト陽性の症状を伴います。
根症状の機序は、外傷による椎間孔内出血や浮腫や瘢痕形成などが根を刺激し、または麻痺させること、あるいは椎間板損傷によって二次的に椎間板が突出して根を圧迫すること、あるいは受傷前から存在する変形性頚椎症の骨棘が受傷をきっかけとして神経根を刺激すること、椎間関節の亜脱臼による椎間孔の狭小化、あるいは、Luschka関節の骨棘形成、または小骨折による神経根の圧迫刺激などによります。


・バレー・リュー症状型について
頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、視力低下、聴力低下、疲労感などの不安症状をあらわします。


・根症状、バレー・リュー症状混合型
根症状型の症状に加えバレー・リュー症状型の症状を合併するものです。


・脊髄症状型
深部腱反射の亢進、病的反射の出現などの脊髄症状を呈するものです。


・土屋教授は、ごく少数の難治例があることは認めていますが、患者の先入観をなくして、むち打ち症が3ヶ月以内に80%以上は治癒するものであると理解させるように務めることが大事であると述べています。


・また土屋教授はむち打ち症という呼び名を改めて、頚椎捻挫という病名を用いるようにしていました。


投稿者 アスター法律事務所