交通事故topics

2013年2月 6日 水曜日

脳脊髄液減少症が取り上げられた興味深い判例Ⅰ⑤ーつづきー

脳脊髄液減少症が取り上げられた

興味深い判例Ⅰ⑤

ーつづきー



(脳脊髄液減少症が取り上げられ,

後遺障害等級9級,

逸失利益1189万円以上,

入通院慰謝料200万円,

後遺障害慰謝料890万円が認められた裁判例)




脳脊髄液減少症が取り上げられた平成24年24年7月31日付横浜地方裁判所判決では、

後遺障害の内容、程度について、以下のように述べ、9級を認定しています。




「4 後遺障害の内容,程度
前記 2(1)で認定した本件事故後の原告の症状・治療経過等によると,


原告には,本件事故により,頚部受傷後の頭痛,後頚部痛,背痛などの神経症状が残存したことが認められる。

そして,前記 2(1)クによると,原告は,平成 21 年 10 月 27 日ころに休職した以降は,仕事をすることができず,また,鎮痛作用のかなり強い鎮痛剤を継続的に使用しているのであって, その痛みの程度は著しいと考えられる。

前記 2(4)の とおり,原告は,脳脊髄液減少症を発症した疑いが相当程度あるから,原告の上記症状は,脳脊髄液減少症による可能性が相当程度ある。

また,仮に,そうでないとしても,原告の現在の神経症状が上記のとおり重いものであることは明らかであり,原告には,本件事故前に既往症があったとは認められないことや前記 2(1)アのとおり本件事故の態様は,原告が意識を失うようなものであったことなどを総合すると,原告の現在の神経症状は,本件事故によるものと認めることができる。

その程度については,その症状の内容からすると, 自賠法施行令別表第二第 9 級 10 号「神経系統の機能 又は精神に障害を残し,服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」に該当すると認めるのが相当である。」


ーつづくー


投稿者 アスター法律事務所