交通事故topics

2013年2月 6日 水曜日

脳脊髄液減少症が取り上げられた興味深い判例Ⅰ③ーつづきー

脳脊髄液減少症が取り上げられた

興味深い判例Ⅰ③


ーつづきー



(脳脊髄液減少症が取り上げられ,

後遺障害等級9級,

逸失利益1189万円以上,

入通院慰謝料200万円,

後遺障害慰謝料890万円が認められた裁判例)




脳脊髄液減少症が取り上げられた平成24年24年7月31日付横浜地方裁判所判決では、

脳脊髄液減少症に対するブラッドパッチの効果に関連して、以下のように述べています。

脳脊髄液減少症に対してブラッドパッチは一定程度効果があることが前提とされます。



「エ ブラッドパッチの効果について


ブラッドパッチとは,硬膜外腔に自家血を注入する ことで,脊髄の硬膜外の圧を上昇させ,髄液腔と硬膜外との間の厚さにより漏出していた脳脊髄液漏出を止める治療方法であり,長期的には血液による硬膜外腔の組織に癒着が生じて漏出部位を閉鎖させることが期待される(甲 21,乙 7)。


前 記 ( 1 )エ ( イ ), オ ( オ )・ ( キ )に よ る と , 原告は , 5 回 に わたり,ブラッドパッチを受けていること,そのうち症状がかなり改善したのは 1 回目(平成 18 年 11 月 9 日)及び 4 回目(平成 20 年 12 月 2 日)であること, しかし,その効果は,長続きしなかったこと,他の 3 回は,目立った効果はなかったことが認められる。したがって,原告の症状が,ブラッドパッチにより,長い期間にわたって顕著に改善したとまでは認められないものの,一定の効果はあったと認められる。」



ーつづくー


投稿者 アスター法律事務所