交通事故topics

2013年2月 6日 水曜日

脳脊髄液減少症が取り上げられた興味深い判例Ⅰ②ーつづきー

脳脊髄液減少症が取り上げられた

興味深い判例Ⅰ②

ーつづきー


(脳脊髄液減少症が取り上げられ,

後遺障害等級9級,

逸失利益1189万円以上,

入通院慰謝料200万円,

後遺障害慰謝料890万円が認められた裁判例)





脳脊髄液減少症が取り上げられた平成24年24年7月31日付横浜地方裁判所判決は、診断基準として、いくつかの基準を挙げています。

また,厚生省中間報告基準を重要な診断基準であると考えていることを明らかにしています。

またその上で、ほかの基準も参考になるとしています。



判決では、以下のように述べています。


「(3) 証拠(甲21,26)によると,厚生省中間報告基準における画像診断基準は,脳神経外傷学会基準を作成した日本脳神経外傷学会を含め,複数の学会が 了承・承認した基準であると認められ,中間報告の段階であるものの,現段階において重要な診断基準であると考えられる。


原告の症状を厚生省中間報告基準に当てはめると, 前記(2)のとおり,複数の参考所見となるものが見られるものの,それを超える所見があるとまでは認められない。


その余の基準(国際頭痛分類基準,脳神経外傷学会基準,ガイドライン基準)は,いずれも厚生省中間報告基準より前に作成されたものであって,その信頼性 は,厚生省中間報告基準には及ばないと考えられるが,起立性頭痛を脳脊髄液減少症の症状としていることなど参考となる点はあるということができる。」


ーつづくー


投稿者 アスター法律事務所