交通事故topics

2013年2月 7日 木曜日

むち打ち症の治療の必要性・相当性に関する裁判例③ーつづきー

むち打ち症の治療の必要性・相当性に関する裁判例・平成13年7月12日大阪地方裁判所判決③ーつづきー


(治療費は全額、

休業損害は153万円、

慰謝料は80万円認められた判決)



・平成13年7月12日大阪地方裁判所判決は、事実認定のうえ、治療の必要性や相当性について判断しています。


「以上の事実によれば、本件事故による衝撃が特段軽微なものであったとは必ずしもいえないし、特段の画像所見や神経学的所見が認められなかったからといって、頸部捻挫による疼痛が相当長期間継続することが全くないとはいえず、原告の場合、整骨院での施術が先行したが、その後、Cクリニックにおいて医師の診断、治療を受けており、上記治療経過、治療内容に特に不自然、不合理な点も見出しがたいというべきである。」


・実際,むち打ち症の多くは、画像所見や神経学的所見が認められることは少ないです。判決の結論に続きます。


「したがって、原告の上記治療が不必要・不相当なものであったと断ずることはできないから、少なくとも、上記治療期間に関する治療費については、全額、本件事故と相当因果関係のある損害と認めるのが相当である。」


・結局、判決は、治療費を認め、慰謝料を入通院期間を基礎にして以下のように判示しています。


「  (四) 慰謝料 八〇万〇〇〇〇円
 原告の受傷内容、症状程度、通院日数等に照らせば、入通院慰謝料としては八〇万円が相当である。」


ーつづくー




投稿者 アスター法律事務所