交通事故topics

2013年1月29日 火曜日

むち打ち症・後遺障害等級と他覚的所見

・むち打ち症の後遺障害等級と他覚的所見は重要な関連性があります。

・後遺障害等級12級は「障害の存在が医学的に証明できるもの」である場合に認定されます。また14級は「障害の存在が医学的に説明可能なもの」または「医学的に証明されないが自覚症状が単なる故意の誇張でないと医学的に推定されるもの」である場合に認定されます。


・交通事故の外傷としてのむち打ち症の患者が症状を訴えること(愁訴)を自覚症状といいますが、これだけでは、後遺障害等級12級の「障害の存在が医学的に証明できるもの」には当たらず、後遺障害等級12級には認定はされないでしょう。


・CT、MRI、レントゲン(X線)、ディスコグラフィ(椎間板造影)などの画像所見があれば、これは他覚所見に該当するから、このような場合であれば、「障害の存在が医学的に証明できるもの」に該当し、12級に認定されることになるでしょう。


・ジャクソンテスト、スパーリングテスト、LSRテストなどの神経学的検査による所見は確かに他覚所見と言えるけれども、その信頼性を問題とする争いが生じる場合があります。


・検査を受ける者の意思と無関係に結果の得られる画像所見は、客観性が高いためその信頼性が高く、また、検査を受ける者の意思に左右される可動域制限検査や、筋力検査は客観性が低く、信頼性が低いといえるのではないでしょうか。


・病的反射テストなど反射検査の場合も、客観性の高低による信頼性の問題が前提になっています。


・同様に、打診、触診、視診などの診察にも、客観性や信頼性の問題が生じる可能性があります。


投稿者 アスター法律事務所