佐々木宏明の法律ニュース

2013年1月24日 木曜日

焼肉屋と裁判(BSE法)

・ある人が焼肉屋で食べた肉が牛海綿状脳症(BSE)発症の原因となる物質を含むとされる牛のこめかみの肉であり,いわゆるBSE法により禁止されている肉を店で提供されたことに関連して損害賠償請求した事件の裁判の判決があります。

・それは,名古屋高等裁判所平成24年12月21日判決です。

・それによると,事実関係について厳密に審理,判断し,その一例として,対象の肉が牛のこめかみ肉であるかどうかについて「家畜解剖学を専門とする獣医学部の教授で,獣医師でもあり,牛,馬,犬などの動物について豊富な解剖経験を持つ証人」を呼んで聞いたところ,専門的見地から見て,こめかみ肉であるとの意見が聞かれました。

・結論としては控訴人の精神的損害に対する慰謝料として,20万円が相当であると判断されました。


投稿者 アスター法律事務所